【施工現場】金沢市御供田町
【施工期間】約2カ月
【工事のポイント】
20年間メンテを不要にしつつ、塩害からも守れる外壁材として「樹脂サイディング」をご提案させていただきました。また、玄関ドアや窓を断熱性の高いものに取り替え、室内の断熱性能を高めて、健康、省エネにも配慮しています。
Before
After
築29年目のお住まいです。1回目の外壁塗装から17年が経ち、ご主人様は「次は耐用年数の長い金属サイディングを張ろう」とお考えでした。気がかりだったのは、海から近いエリアのため、やがてサビが発生しないかということ。そこで提案させていただいたのが、耐久年数が長く、塩害や凍害に強い「樹脂サイディング」です。
Before
After
北米の住宅では主流の外装材ですが、高価なこともあり日本ではあまり普及していません。しかし、金属の高騰が続いており、今はアルミサイディングとあまり変わらない金額で施工できることが分かりお勧めさせていただきました。
(写真左が窯業系サイディング 右が樹脂サイディング)
こんなに薄くても大丈夫!?と思われるかもしれませんが、樹脂素材のため、柔軟性があり強風時の飛来物による傷やモノをぶつけてしまった際の凹みがつきにくいタフな外壁材です。
「耐久性、防火性に優れている」、「塩害、凍害に強い」、「軽量(窯業系サイディングの1/10)で、建物への負担が少ない」、また万が一、傷がついても1枚単位で交換可能とメリットがたくさんある外壁材です。
デメリットは、やっぱり高価なことでしょうか。。。そして家のデザインによっては合わないことも。和風住宅には似合いませんよね。
足場を組み、まず壁に付いているメーターやエアコン配線等をいったん外します。塗装と違ってこれが大変なところでもあります。
既存の外壁の上から胴縁(どうぶち)と呼ばれる木材の下地を一定間隔で打ち付けていきます。
ベランダの床の防水塗装もこの機会に行いました。エアコン室外機は足場から吊って浮かせて作業。
窓まわりや角の部分に専用役物を設置してから、ボードをはめ込んで、下地にビス留めしていきます。
玄関ドアもリニューアル。既存のドア枠の上からカバーして取り付けられる商品「ドアリモ」からお選びいただきました。
今回、経年劣化していた木部もキレイに塗り替えたので、足場を外すと、まるで新築のような外観が現れました!
今回使用した「樹脂サイディング」については、お客様自身でもよく調べられ、樹脂の中に顔料が練り込まれているので紫外線による色褪せがほぼないことに魅力を感じられ、ご夫婦で実際に施工されたお家に何度も足を運び、わが家には何色が似合うだろうと話し合われたそうです。最終的には、シミュレーション画像で確認しながら、ベースを明るいベージュ系、ベランダの壁をダークブラウンのアクセントとした落ち着いた配色に決まりました。
「暑い中施工してくれてありがとう。細かい配慮のある西村さんと知り合えて良かった」と嬉しいお言葉も頂き、大変感謝しております。
(担当:西村・河田)
外装材(樹脂サイディング):旭トステム 樹脂サイディング「WALL-J」
ベースカラー「グランドリバー」 アクセントカラー「オレゴンプライド」
玄関ドア:YKK-AP ドアリモ D4仕様 C08K